こんにちは、水彩画・デジタルアートをかいています、ゆゆいアートです。
水彩画を描かれるときにマスキング液使用していますでしょうか。
今回は私の使用しているマスキング液のご紹介、マスキング液の使用方法と使用の際の注意点を書かせていただこうと思います。
おすすめのマスキング液
サクッと知りたい方のためにおすすめを先にご紹介しますね!
- WINSOR & NEWTON(ウィンザー&ニュートン)
- Schmincke(シュミンケ)
ボトルタイプとペンタイプで迷う方もいらっしゃると思うのですが、ペンタイプは頻繁に使う方でなければ、使用し終わるより固まる方が早くなってしまうので、毎回マスキング液を使用しない方はボトルタイプがおすすめです。
上記のマスキング液が、粘着の具合が強すぎず、丁度よくおすすめです。
水彩紙のマスキング液は粘着力があまりない方が、私は良いと思っています。紙へのダメージが少なくて済むからです。
(今回はAmazon等で簡単に買える、というのも選ぶ基準にしました。)
ホルベインのマスキング液も試してみたのですが、上記の二つよりも粘着力が少し高いように感じましたので、おすすめには入れませんでした。
塗りやすさでいうと、ウィンザー&ニュートンよりサラサラしていて塗りやすかったです。
価格はホルベインが一番安いので、強めの紙をご使用の時、練習用には良いかもしれません!
マスキング液の使用方法
分離している場合があるので、振ってからご使用ください。
また、使用する分だけ容器に移して使ってくださいね。(ふたを開けたまま使用するとマスキング液が固まってしまうので。)
上の画像のように下色を残したい場所、または白地のまま残したい場所にマスキング液を塗ります。
上の画像のように上から色を重ねます。
消しゴムか、マスキングを剥がす専用ラバーでこすって固まった液を取ると、下の色が綺麗に残ります。
マスキング液を使用する際に気を付けること
一番気を付けて頂きたいのは、水彩紙へのダメージです。
せっかく綺麗に描いて、最後にマスキング液を剥がすだけ!・・・となったのに紙が破れてしまったときは、本当に悲しい気持ちになります。
(私も何度か失敗してしまったことがあります・・・皆さんお気をつけて!)
そうならないためにしておくことが、紙選びです。
水彩紙にはマスキングをするのに向いている紙・向いていない紙があります。
メーカーごとに強度も違うので一概に言えませんが、紙のグラムを見ることをお勧めします。
上の画像のように、水彩紙には必ず紙の1平方メートル当たりのグラムが描いてあります。
おすすめは300g/㎡以上の重さの紙です。丈夫ですので、慎重にマスキング液を剥がせば、紙が大きく破れることは少ないと思います。
上の画像で、一枚目が300gの水彩紙・2枚目が190gの水彩紙です。
下の紙の方がダメージを受けているのがよくわかります。
使用する水彩紙で、絵を描く前にマスキング液を一度お試ししてから、使用してくださいね!
また、重ね塗りを何回も繰り返した場所の上にマスキング液を塗ることもおすすめしません!(紙の強度によりますが・・・お気をつけて!)
お勧めのマスキング液の塗り方
塗るときは水筆(持ち手のところに水が入り、押すと筆が濡れます。)がおすすめです。
安価ですし、少し濡れている筆でマスキング液をつけることで、粘度が減り塗りやすいです。
普通の筆と水筆で試したところ、水筆で塗った方が下色の残りが良かったように思います。
どれを買うか迷ったら迷ったら・・・
- WINSOR & NEWTON(ウィンザー&ニュートン)
- Schmincke(シュミンケ)
どちらでもよいと思いますが、液の色がウィンザー&ニューストンのシリーズとシュミンケのシリーズでラインナップが違います。絵を描いている間、マスキングするとその場所はマスキング液の色のまま描き進めていくことになります。
もしどちらかを迷ったときは、仕上がりの絵が想像しやすい方の色を選ぶとよいと思います。
今回はAmazon等ですぐ買えるマスキング液の中でご紹介させてもらいました。
画材屋さんでお試しして購入するのもよいと思います!同じメーカーの中でも、何色か販売しているシリーズもありますので、お好きなものを探してみてください。
お気に入りのマスキング液に出会えますように!
お疲れさまでした!