【水彩画】深い海の絵を描く方法。魚も描いてみよう!

水彩画で描いた深い海の絵

こんにちは、水彩画・デジタルアートを描いているゆゆいアートです。
今回は涼しげな深い海の絵を描いてみました。よければ参考にして描いてみてくださいね。

目次

使用画材

  • マスキングテープ(水彩紙用)
  • マスキング液(水彩紙用)
  • 水彩紙(マスキングに耐えられる紙をお選びください)
  • スプレーボトル(100均のもので大丈夫です)
  • 筆(太めのものと、細いものがある方が良いと思います)
  • パレット
  • 水入れ(なんでもいいですよ!私は使い捨てコップをつかっています)
  • 絵具(黄色・青3色ぐらい・エメラルドグリーン紺色・ホワイト)

完成を考えましょう

今回の絵はこちらです。
絵を描く前に必ず完成を想像してから描き始めましょう!

下書き

下書きはこれだけです!
私は完成を想像して、下からのアングルにすることにしましたので、海底から見上げたジンベイザメを描きました。
心配な方は岩の大体の場所やお魚を薄く描いていってもよいですが、色を乗せていくとバランスがちがうなー、、、と修正してしまうことが私は多いので、下書きはあまり描き込まないようにしています。下書きの転写方法はこちらの記事で確認ください。

マスキング

下書きで描いたジンベイザメをテープで隠しましょう。
マスキングテープをきれいに張り付けるのは難しいですが、片方のアウトラインに沿わせていらない部分を切りながら、地道にはっていきます!

これは慣れていても大変な作業です。マスキング液ですることも可能ですが、大きい範囲に使用すると剥がすときに紙を痛めそうなので、私は頑張って地道にテープを貼っています。できれば頑張ってください!
どうしても難しい場合は、背景を塗るときに避けて塗れば問題ありませんが、それはそれで大変かもしれません・・・。


マスキング液で、光が当たって薄い色になる魚のシルエットを描きます。(マスキングでダイレクトに描くのが怖い場合は下書きしてもよいと思います!)

マスキングは強い水彩紙でしか使用できません。使用する前にご使用のマスキングテープ・マスキング液に耐えられる用紙なのかをお試ししてから使用してください。
私は今回水彩紙メーカーのワトソン(300g)を使用しましたが、かなり慎重にはがさなければ紙のダメージになるように思いました。
初めて使用する方は、もっと固い水彩紙をお勧めします。

私は今回紙の周りもマスキングしましたが、お好みですので枠がある方がお好きな方は紙の周りにもテープを貼ってください。

背景を塗ります

光が一番強い場所は完全に白く残すので、その場所以外をとても薄い黄色で全体を濡らします。さらにこの後色を入れるので、乾かないように水をかなり多くつけておいてください。
乾きそうになったら、水の入ったスプレーボトルで濡らしましょう!

先ほどの塗った薄い黄色の上にさらに色を乗せていきます。
水面には黄色やエメラルドグリーンを、海底に行くにつれて青色を濃くしましょう。
紙の耐久性にもよりますが、かなり濡らして色を乗せていき、色を混ぜた方が綺麗な水が描けるように思います。

水の色は何回も重ねるとにごってしまうので、自分の好きな水の色の濃さになるように、この時点で調整してください。(後でジンベイザメや魚、岩も描いていくのであまり濃くなくてもよいと思います

背景に岩を描きます

先ほど塗った背景の色が完全に乾いてから、岩を描いていきます。遠いものほど薄く色を置くと遠近感が出るので、最初は薄い色で奥から描いていき、段々手前に向かって色を濃くしていきましょう。

岩のごつごつした部分を描いて、下の部分は水でぼやかしましょう。
同じようにどんどん手前に岩を描きたしましょう!

光の当たっている部分で、初めに白く残した部分には、あまり色を置かないように気を付けてくださいね!

手前の岩を描きます

かなりはっきりとした色で手前の岩を描きます。今まではずっと薄い色を置いていましたが、絵の中にはっきりとした色が加わることで絵がしまります。

全部濃い色にしてしまうと、透明な水彩の良さを出すのが難しいので、濃い色はポイントで使うことをお勧めします。
私は絵を柔らかく仕上げるために、できるだけブラックを使うことは水彩画ではしないようにしています。(今回も濃い部分はインディゴ[紺色]を使用しています。

マスキングを取り、背景の詳細な部分を描いていきます

マスキングを剥がすときは、本当に丁寧に行ってください。紙も一緒にはがれることがあります。
専用のラバーでも消しゴムでもよいですが、慎重におこないましょう!

マスキングを丁寧にはがし、手前の岩の詳細な影等を描きたします。
手前は描きますが、奥の岩には詳細を描かない方が奥行きが出ます。

マスキング液を剥がした部分にお魚を描いていきましょう!今回のメインはジンベエザメですので、そこまで描きこみは少なくてよいと思います。
光に当たっているお魚は黄色やエメラルドグリーンを使い、影に行くほど濃い色(紺色)に段々近づけていくとよいと思います。

魚には影とヒレをチョンチョンと描き足してあげると立体に見えますよ!

ジンベエザメを描きます

長かったですね!お疲れさまでした。
やっとジンベエザメを描けますね!!

上の光が当たっている部分から色を置いていきましょう。

おなかの部分は影になるので最後に色を置きましょう。
いったん上半分にグラデーションになるように黄色・エメラルドグリーン・水色を置いて、完全に乾いてから詳細な模様を描き足しましょう。

ジンベエザメのお顔とおなかの下に紺色を置いて、出来上がりです!
最後に全体を見て、影の薄い部分などにちょこちょこと濃い色をおいてあげると更に立体に見えます!

紙によっては水が多い筆で上から描くと、色が抜けてしまうこともあるのでお気を付けください。

お疲れさまでした!

yayoi hara
はじめまして!
水彩画・デジタルアートの制作をしております。
当サイトでは、絵画・イラストオーダーのお問い合わせ、絵の描き方等のブログ、作品紹介、イベント情報を順次載せていきます。

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